網膜外来
網膜外来とは
加齢黄斑変性や糖尿病網膜症など、より専門的な治療が必要な患者様を対象とした外来です。
糖尿病などの全身疾患に伴う目の病気に関しては、当院内科もしくは患者様が治療を受けている担当医と連携して治療を進めていきます。
診察当日は、瞳(ひとみ)を広げてからの精密検査などがあるためお時間に余裕をもってお越し下さい。なお、その検査後は数時間まぶしく感じたり見えにくくなったりするので運転はお控え下さい。
対象疾患 : 網膜硝子体疾患全般
担当 : 井上 真 杏林大学主任教授・東京歯科大学臨床教授
日時 : 木曜日(月1回)
行っている検査
- 後眼部OCT(光干渉断層計)
加齢黄斑変性や緑内障を含む網膜疾患の早期発見や治療効果の評価を客観的に行うことができます。
更に、2017年に光干渉断層血管撮影ができる機器を導入し、造影剤を用いることなく安全に網膜の循環状態を把握することができるようになりました。
行っている治療
- 網膜光凝固術
糖尿病性網膜症、網膜裂孔に対するレーザー治療 - 硝子体内注射
黄斑疾患(加齢黄斑変性、黄斑浮腫など)に対してVEGF(VEGF:vascular endothelial growth factor(血管内皮増殖因子))阻害剤の硝子体内注射を外来で行っています。 - 硝子体手術
硝子体出血、黄斑前膜、黄斑円孔に対して硝子体手術を行っています。近年、手術機器の進歩により器具の直径が小さくなり、術後に縫合を必要としない無縫合硝子体手術が普及しました。このため白内障手術と同様に低侵襲です。当院では日帰り手術で行っています。